工業化学科より

3年実習風景 4月27日(木)

本日は、3年生の実習が3回目となりました。

1つ目のテーマが最終日となります。

 

3週で12時間行ってきた実習のまとめです。

実際に体験した経過や結果を正確に記録するとともに、自分の考えをまとめ、レポートを作成しました。

 

[酢酸エチルの合成]

本日は、これまでの実験で得られた物質を枝付きフラスコに移し、蒸留しました。

蒸留とは、混合された物質の中から沸点を利用して分別する操作です。

急激に加熱すると分別しにくくなるので、ゆっくり加熱しました。

これで酢酸エチルを得ることができたので、重さをはかり収率を計算しました。

計算は、これまでに勉強した物質量・分子量・比重・濃度についての知識を使って求めました。

難しく危険を伴う実験でしたが、工業化学科らしい充実した内容になりました。

 

[未知の水溶液の濃度測定]

本日は、得られた実験データをまとめていきました。

お互いに意見を交換して、話し合いながら計算し、結果を出しました。

見た目には透明な普通の水でも、分析すると微量な金属が含まれていることがわかりました。

河川の水質調査など水に対する興味がわきました。

 

[3DCADで作成したデータの3次元機械加工]

本日は、前回までに作成した3次元のデータをモデリングマシンに送り加工し、印鑑を作成しました。

実際に作成したものが形になっていく様子を見て、ものづくりの達成感を感じることができました。

また、機械加工を行っていない時間は、クロームブックを使ってレポートに取り組みました。

写真や画像を貼り付けたりして、わかりやすいレポートになるようそれぞれが工夫をしました。

 

これで、1つのテーマが終わりました。事故もなく安全に行うことができました。

これからも実験が続きます。安全第一でがんばります。