機械科
機械科「ものづくりの基本を 幅広く学ぼう」
自動車をはじめ、身の回りにあるさまざまな機械製品は、機械加工部品から成り立っています。機械科では、
その一番大切なものづくりの基礎・基本を専門科目、実習を通して学びます。実習作業では、工具の取扱いを
はじめ、金属材料を中心に、機械操作による加工、自動プログラムによる加工など、さまざまな機械加工方法
を体験的に学んでいきます。
●工業科目 工業技術基礎/課題研究/実習/製図/工業情報数理/生産システム技術/ 工業環境技術/機械工作/機械設計/原動機/電子機械 |
●取得できる資格 (機械科3年間の資格試験)※印は希望者受検 1年 ・計算技術検定 6月中旬 (全員受検) ・危険物取扱者乙種4類 12月中旬 (全員受験) ・技能検定(機械検査)1月中旬 ※ 2年 ・基礎製図検定9月中旬 (全員受検) ・危険物取扱者各類(乙1~6類)6月、12月 ※ ・技能検定(旋盤) 7月下旬 ※ ・技能検定(機械検査)1月中旬 ※ ・アーク溶接特別教育、ガス溶接技能講習 (1年間通して) (全員) 3年 ・小型車両系建設機械運転特別教育(4月上旬) ※ ・機械製図検定6月上旬(1次)、7月上旬(2次) (全員受検) ・危険物取扱者各類(乙1~6類)6月、12月 ※ ・技能検定(旋盤・フライス盤・マシニングセンタ・機械保全) 7月上旬 ※ ・ジュニアマイスター表彰(資格取得数により表彰) |
●実習テーマ (1年) (2年) (3年) 旋盤作業 旋盤作業(技能検定3級程度) CAD実習(コンピュータ製図) 板金加工作業 フライス盤作業 旋盤作業(ねじ、他) 電子工作 NC旋盤作業(自動加工) マシニングセンタ作業 測定作業 ガス溶接作業 レーザー加工実習 材料実験 アーク溶接作業 PLC制御実習(自動制御) リレーシーケンス実習 CAD・CAM実習 |
旋盤作業 旋盤作業は1年生から3年間、学習します。円筒形状をした金属材料にバイトという刃物を当て、旋削加工する作業です。 高度な技能を身に付けるために、ものづくりコンテストや技能検定にも挑戦しています。 |
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フライス盤作業 フライス盤作業は2年生で学習します。 四角い形状の金属材料に溝加工や平面加工、穴開けなどを行う作業です。高度な技能を身に付けるために若年者ものづくりコンテストや技能検定にも挑戦しています。 |
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アーク溶接作業 アーク溶接作業は2年生で学習します。学科と実技講習を行います。 右の写真のように金属を溶かして金属同士をつなぐ作業で、光と熱を発するため、危険も伴います。学科試験と技能試験をクリアするとアーク溶接の免許を取得できます。高度な技能を身に付けるために学生溶接コンテストにも挑戦しています。 またガス溶接作業も2年生で学習しており、アーク溶接同様、学科・実技ともに一定の基準をクリアすることで免状を取得できます。 |
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CAD・CAM実習 CAD・CAM実習ではコンピュータで図面を製作します。その後、図面をプログラム変換してから機械に送信することで自動加工する作業です。右の写真は世界の一つのネームプレートや判子を製作しているところです。 |
●過去課題研究テーマ ・「機械保全とイルミネーションオブジェ製作」 ・「おもちゃのお医者さん」 ・「機械保全とタイム計測器」 ・「CAD・マイコンカーラリー」 ・「革細工・ビザ釜」 ・「弓道場整備」 ・「ゴム動力自動車」 ・「電気自動車」 ・「卒業式看板」 ・「マイクロロボットとゲーム製作」 ・「環境整備・小型ポップコーンマシン」 ・「PICを用いたバーサライタ」 ・「溶接実習室整備とイルミネーションオブジェ」 |
・「機械保全とイルミネーションオブジェ製作」 ・「校内整備と電気自動車」 ・「ものづくりコンテスト」 ・「肉焼き機とコース製作」 ・「筋電位を用いたパワーアシストスーツの設計・製作」 ・「革細工~長財布~」 ・「わたがし機」 ・「電気自動車」 ・「棚作り」 ・「ソーラークッカーの研究」 ・「卓球配球マシン」 |
●機械科の活動(過去入賞等) ・機械研究部 ロボット班 ※県入賞、全国大会出場 伊工ミニ鉄道班 ※伊勢崎市中心にイベント参加 ものづくり班(旋盤部門)※県入賞 ものづくり班(フライス盤部門)※全国大会出場 溶接班 ※団体入賞、個人入賞 電気自動車班 ※グッドデザイン賞、特別賞 マイコンカー班 ※県大会出場 ・地域イベント参加 伊勢崎イルミネーション2013~(波志江沼環境ふれあい公園)4作品展示 境産業祭、伊勢崎まちなかフェスタ、産業教育フェア ・コンテスト参加 ゴム自動車(6位)、CADコンテスト(上田義弘賞) 高校生技術・アイディアコンテスト全国大会(理事長特別賞) 足工大アイディアコンテスト arduino無線部門(最優秀賞) 日工大マイクロロボコン高校生大会ネームカード部門入賞 |
機械科卒業生からのメッセージ
機械科は、今まで使ったことのない大小様々な工作機械を使用して金属材料中心に目的に合わせた形状に加工したり、金属をつなぎ合せるなど、授業の中により実践的な実習が取り入れられています。資格取得では、先生方の熱心な指導のもと、朝や放課後の時間も使って補習を行い、どの資格も全員合格を目標に取り組んでいます。 |