休眠打破について

 今日は三学期の始業に当たり、一つだけをお話します。 休眠打破ということについてです。 この写真は校舎北側にあるの桜の木です。冬休みの中に撮りました。今はちょっと寂しい桜の木に見えますが、立派な花芽があります。ご存じ桜の花は、3月下旬に開花しますが、寒い季節を過ごさなければ、きれいな桜は咲かないと言われています。 春に咲くサクラの花芽は、夏に形成されます。しかし、その花芽はすぐに生長することはなく、一旦「休眠」という状態になります。休眠した花芽は、秋から冬にかけて一定期間低温にさらされることで眠りから覚め、開花の準備を始めます。このことを「休眠打破」といいます。この休眠打破は、一定期間、寒さにさらされることが重要なポイントです。つまり寒さにさらされないと綺麗な桜が咲かないということです。そして、春を迎えて気温が上昇するにしたがって花芽は「生成」し、そのピークを迎えると「開花」することになります。
 サクラの花が綺麗に咲くためには、この休眠打破の寒さが必修条件になります。この休眠打破の話は、植物だけの話ではなく、人間の成長にも同様に当てはまるように感じました。それは、試練とか、困難とか、苦労とかにあたるのかなと思います。それらを、乗り越え、逃げないで、いかに頑張るかでどんな花が咲くかが決まってくるように思います。人間は誰しも甘く、温かく楽を好みますが、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言われます。苦労や努力をした分、その成果は必ず報われると思います。皆さんも楽だからという安易に考えで決めるのではなく、時には自ら進んで大変な道を選ぶことも重要ではないでしょうか?そして今年は巳年であります。蛇は本校の校章にもありますが、何度も脱皮を繰り返す、変化と成長、知恵の象徴でもあります。皆さん自身が何事にもチャレンジし、実り多き成長できる年にしていただきたいと思います。